ゴルフプラスフィッティング紹介。アイアン編
今回はアイアン編となっております!
打感、見た目、易しさ、飛距離、スピン、方向性。
様々な要望に合わせて最適なアイアンクラブを見つけていきます!
1、インタビュー
ドライバー編でもありましたがここではどんなお悩みかを詳しくお聞きします。
・今お使いのクラブのスペック(現物確認)
・方向性はどうか(左に行く?右に行く?)
・飛距離は7番でどのくらいか(もっと飛ばしたいのかどうか)
・球の高さ(高い?低い?)
・どんなモデルを使用したいか(易しめ、カッコいいもの)
等
☆ポイント
コースでもどういった球が出るかは聞いて参考にしております!
たまにコースと逆玉が出る方もいますが視覚的な問題と精神的問題、風など様々な要因が影響しています。
2、クラブ計測
現在使用しているクラブでまずは打ってもらいます!
どんな弾道でどのくらいの飛距離で方向性はどの様なものか、
GC2またはトラックマンにて計測します!
例として打ってみました
現在の弾道は
打ち出し角度 16.5度
バックスピン 5730
ややスライス
キャリー 134y
トータル 145y
(3球打った平均値)
飛距離よりも方向性を良くしていきたい感じです!
3、ヘッド打ち比べ
今回はPINGのクラブで見ていきます!(どのメーカーでもフィッティング可能です!)
まず飛距離を求めているのかそれともスピンコントロール、もしくは操作性を求めているのかで選ぶヘッドも変わってきます!
下の写真を見てみると
左からG710、G425、i525、i59、ブループリント
どんどんクラブの大きさが小さくなっていきロフト角も寝てきます。(ロフト角の数値が大きくなる)
G710(一番左)はロフトが立っていて飛距離が出ます!
また、クラブ自体も大きくミスヒットにも強いヘッドとなっております。
逆に右の方のi59などはロフトが寝ていてスピン量が増えて球が止まりやすいです!
クラブ自体は小さくなっていて操作性(閉じたり、開いたり)がありスライス、フックを打ちやすくなっています!
☆ポイント
私の考えとしては人によって易しいの基準は違うと思います!
例えば今回の例で言えば
易しい代表G710(緑の弾道)は若干スライス気味。ボールが地面についてからも転がっています、ですが飛距離は断トツで出ています!
難しめのi59に関しては真っすぐ目から少しドロー回転になり球も上がって止まるような球です!
今回の例で言えば方向性も良くフェースローテーションしやすいi59の方が易しいとも取れます。
その為、自分がどんな球を打ちたいか(飛ばしたい、ドロー打ちたい、捕まらないように等)をイメージすると探しやすいです!!
けっこう練習する熱意系ゴルファーなのか練習よりはコースですぐに結果が出てほしいゴルファーなのかそういった点でも選ぶ基準は変わってきます。
4、ライ角計測
次はライ角です!
地面から直に打つアイアンに関してはライ角が大きく絡んできます!
まずPINGのやり方に沿って行くと
身長をお聞きして、その後静止した状態で立ってもらい手首から床の長さを計測いたします!
そうするとPING独自のチャートで自分の体格の推奨ライ角、クラブ長というものが導き出されます。
(他メーカーでも出来る物もあります)
例でいうと
横軸 身長174cm+3cm(靴の分プラス)
縦軸 手から床の長さが33.5インチ
線で結ぶとブラックの位置になります!これが静止した体格の推奨ライ角と長さです!
実際に打ってみてソールが当たる位置を計測しました。
推奨はブラック(7番、62度)、比較として2度アップライト(トゥ側が上がる)のグリーンを打ってみました!
ブラックはややトゥ寄りに当たりますが、グリーンはヒールから当たっております。
球の出方で言えばグリーン(2度アップライト)はヒールから地面に接触してフェースがかぶり引っ掛かる結果になりました。
方向性はブラックが良かったためライ角ブラック(62度)がおススメになります!
↑
弾道によって決めるのも問題ありません、自分の基準を知ったうえで選択することが良いと思います。
☆ポイント
球の曲がり等はライ角で大きく変わるかと言われれば難しい話になってきますが
方向性を良くするためにはライ角は重要です。
添付した画像は比較ですが
左の推奨ライ角は狙い通りくらいですが右のアップライトのライ角は大きく左を向いてしまいます。
これが方向性のズレです!ロフトが寝れば寝るほどこの傾きは大きくなるため注意が必要です!
5、シャフト打ち比べ
次はシャフトの打ち比べです!
重量、キックポイントなど様々なものを打ち比べて最適なシャフトを見つけていきます!
現状と同じ重さくらいのトゥルーテンパーのダイナミックゴールド120/S200を打ってみました!
凡そ110g帯の重量ですが軽さを少し感じました。若干振り感にも違和感があります。
その為手を使いすぎて引っかかり気味な球に。
↑
この球が嫌な場合は重量を重くして
ダイナミックゴールド ツアーイシューEX/S200
と
モーダス3 システム3 125/S
代表的なこの二社で打ち比べてみようと思います。
振りやすさで言えばこの重量帯が振りやすかったです!
どちらも120g台後半です!
弾道も安定してフェードになっています。
ちなみにこの二つのシャフトは重量もほとんど一緒でキックポイントも同じですが、しなり感などが違い球も違った結果になりました。
ダイナミックゴールドは手元のしなりが特徴的で球も安定しています。
モーダスは張り感(硬さ)を感じましてシャフトが付いてくるイメージ。
ここでは振りやすかったのはダイナミックゴールドでしたので球も必然的に集まっています!
こちらのシャフトの方が良いという訳では無く
人それぞれ違うスイングをしていますので、自分に合ったシャフトはどの様なものか打ちたい球が打てるのはどのシャフトかを探していきます!
☆ポイント
球の左右はもちろん球の高低もまとまっているか。
自分の力量、スピードに対して重すぎるものを振ると当てに行く行為が強くなりクラブに振られてしまうようになります。
合ったものまたは少しアンダースペックにすると上達を見込めてくるかもしれません。
6、グリップ
ドライバー同様、グリップを決定します!
手の大きさによってグリップの太さが変わってきます!
細めのグリップだと手の中でグリップが動いてしまいクラブのコントロールが効かなくなってしまいます!
アイアンは特に狙いに行くクラブとなりますのでクラブのコントロールは大事です!
そうならないように最適な太さ、握りやすいグリップをつけましょう!
まとめ
最終的にスペックは
i59アイアン
ダイナミックゴールド ツアーイシューEX/S200
となりました!
流れをお伝えしましたがフィッティングではもっと細かく追及していきます!
スコアをまとめたい方、上昇志向の方、今のクラブが合っているか疑問の方、初心者の方
どんな方でも歓迎です!
フィッティングをしてクラブを一緒に見つけていきましょう!
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ゴルフプラスフィッティング ドライバー編